この街に移り住んで 早幾年
何度目かの引っ越しを 今日 迎えました
次の窓から見える 景色なんかを
考える度に 何か忘れていきます
賑やかに静かです

荷物をまとめて 気付いた古い箱
貼り紙もない 色褪せた段ボール
開けてみれば 懐かしき埃の声
紙もボロボロな教科書がいました
賑やかに静かです 鮮やかに無色なんです

手に取った 落書きだらけの国語の教科書の中に
好きだった あの詩をふと見つけました
故郷の大空が浮かびます
二度と思い出したくないほどに大好きな…

誰かの言葉では「東京には空がないという」
僕にも そんな言葉の日びを
過ごせた頃があったのでしょうか?
自分の目に映る 今では笑った この大空が
東京病に敗れちまった 僕には正しいというのにね

顔も忘れた クラスメイトの数が今年も増えれば
その度に この町の友達が増えます
夢が現実に変わるとき
東京病になっちまった 僕がいたんです

昔の友達は 故郷と共に捨てちまいました
「ごめんなさい」僕には駄目でした
死ぬ為に生きるのが嫌でした
「夢は夢なんだよ」と 優しく嘲笑った顔がある
「ありがとう」本当の気持ちです
だから僕は 此処まで来れました

誰かの言葉では「東京には空がないという」
僕にも そんな言葉の日びを
過ごせた頃があったのでしょうか?
自分の目に映る 今では笑った この大空が
東京病に敗れちまった 僕には正しいというのにねbr>
教科書を閉じ 箱に戻す
窓を開ければ…


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