暗闇を強く照らす蒼い月
水面のざわめきは風の歌
消せはしない過ちを繰り返す私達の
足跡を見つめていた

伸ばした指先に触れるアナタの涙が
いつかは訪れる未来を紅く染めてゆく
「ささやかな一時が長く続きますように…」と
星に祈る私を壊れるほど抱きしめた

どれだけの哀しみを背負っても
いつの日か、報われる日が来るから

止まらない歯車に二人はただ引きずられ
気まぐれに過ぎてゆく時の流れは早すぎて
「もう戻れないのなら、アナタの手で殺して…」と
夜に叫ぶ私の瞳をただ見つめてた

鮮やかに散りながら別れの歌、捧げよう
眠りから覚めるときアナタの腕で目覚めたい
「もう一度アナタに会えますように…」と
星に祈る私を蒼い月は見つめてた

抱きしめて…
壊れるまで抱きしめて…


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