霧が晴れ渡っていく 祝福のような白い夜明け

未だ胸踊らせ 恋い焦がれていた楽園を想って
いつかこの旅路の果てが見えたら 君に会える

もう涙を拭いて ほんの少しだけ笑って 悲しい時間は過ぎゆくから
花びら踊る 春の風に乗せた 別れ告げる唄声

そしてこの両手に抱えきれない記憶を捨てて
いつか何もかもが許される時 君に会える

もう涙を拭いて ほんの少しだけ笑って 悲しい夢は終わったから
面影揺れる 春の風に乗せた 別れ告げる唄声

やがてたどり着くその時 眩しい光に抱かれながら

いつかこの世界に生まれ堕ちた日へ還るために

そう瞳閉じて そっと指先ふれて 言葉なんていらないから
凍える朝へ 踏み出す君に捧ぐ 別れ告げる唄声

だから手を振って 二度と振り返らないで 傷跡は消えないから
輝く明日を 選んだ君に捧ぐ 別れ告げる唄声


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