もうどれくらいの闇を 歩いてきたのだろう
うずくまった情熱を 何度も立ち上がらせ
紫の空の下 百年の樹は佇む
あなたも淋しかろうに 私は何人目の旅人ですか
昨日より少しだけでいい ましな自分になりたいと もがく
繋いでくれる手がないのなら 淋しさを握り締めて
潔くひとり歩く、歩くけど…
優しくなれるようにと 弱さを授かったはずが
弱さを見せぬようにと 強さを切り貼りする
私のほんとうとは 私の真ん中とは
遠い「過去」の忘れもの 「今」なら間に合いますか
臆病な刀を振り回せば 綿のような優しさに抱きしめられ
あまりに広い許しの中で 声をあげて泣いた
ここはそう 百年の樹の足元
Back to the start...
決して華やかなものではない 人が見て羨むことでもない
泥を這うような 想いにまみれながら
昨日より少しだけでいい ましな自分になりたいと もがく
繋いでくれる手がないのなら
淋しいと声にして きちんと 愛を欲しがらなきゃ 欲しがらなきゃ
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