ねむらずに朝が来て ふらつきながら帰る
誰もいない電車の中を 朝日が白昼夢色に染める
ああ制服の少女よ 気が狂いそうな青空と朝日の
せいで白くまぶしい
俺は うすく目を開けて 閉じてそしてまた開く!!
現実と残像はくりかえし 気がつくとそこに
ポケットに手を突っこんで センチメンタル通りを
練り歩く 17歳の俺がいた
朝日は いまだ白くまぶしくて
俺はおれをとりもどすのをじっと待ってる
だんだんクリアになってゆく 頭の中の想い出が遠ざかる
さあもう目を開けて 感傷のうずまきに沈んでゆく俺を
まぼろしに とりつかれた俺を
突き飛ばせ そしてどこかに 捨てちまえ


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