夜はふけわたり 家までの帰り道
町を見下ろす丘の上立ちどまり
はるか、かなた、月青く
俺を照らす 街灯の下
ベンチに座り、自分の影見つめてた。
あの悲しみにひとりで涙した夜もある。
やさしさもとめ、日々をうろつきまわり…
なくなよ、男よなくな。子供ら帰りし公園
さうだろ?今さらどこへにげるのさ?
どの道俺は道半ばに命燃やし尽くす
その日まで咲きつづける花となれ。
雨上がりビルの向かうには晴れた空。
行けよまん中、太陽がまぶしいぜ。
おのづから歩み進め。
道に咲く花のやうに本当さ、いつかこの空ひとりじめ
あのころキミは もとめつづけ
遠くばかりみてゐた。
今はもうまよはずに行けるさ
悲しみの月日があらたな歴史のシグナル
いまからはじまる未来のあなたのシグナル
今宵の月が満ち欠ける、町見下ろす丘に。
「どの道キミは、ひとりの男、心の花咲かせる、人であれよ」と。
どの道俺は…
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