アスファルトから生えていた芽を覗き込んで
君は毎朝出かける前には声をかけていた

何かに追われるように毎日の中探した

君と僕をつないでいた小さな事一つ一つ
その全てが枯れないようにそっと 大事に育ててた

出会わなければこんな想いもしなかったと
君は電話で涙をためて黙り込んでいた

壊れそうな時はいつも君のところへ走ってた

どんな時も離さずにいた君と見つけた小さな
このぬくもりが僕には必要だとそっと手を握った

あの日見つけた小さな芽のひとつひとつが
朝に締めかけてた二人を包んだ

雨に打たれても風に吹かれても君とつないだ手の中には
これから先の小さな幸せも そっとあふれていた


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