ZERO

0へと向かい重ねる
記憶の中で昨日より誇れる
自分へとなりたくて
夜を越えてく

四角い空を見下ろし
想い出ばかり綺麗に洗って
未来を汚して
僕等は過去にも未来にも
住む事ができないのに…

大人になるにつれ忘れて行く
希望の持ち方
大人になるだけ器用になった
諦めの覚え方
空から青が背を向け逃げ去り
訪れた灰色の季節

0へと向かい重ねる
記憶の中で昨日より誇れる
自分へとなりたくて
夜を越えてくほんの少しの
「もしかしたら」から始まる
奇跡のストーリー第1話さ

イレギュラーな毎日に
泣き疲れた頃
暗闇にも段々と目が慣れてくる
強がりな希望で
鮮やかな色彩で塗りつぶせ

哀しみ１つない晴れた空に
星は輝けないだろ?
スローモーションに流れる
闇も瞬く間に過ぎ去る希望も
運命共同体なんだ
２つで１つさぁ利き足で踏み込め!

「君へとふりかかった痛みと
同じ数だか優しさが
溢れますように」
涙を堪える事だけが強さじゃない
今この唄で君を包み込みたい

愛されない理由探すより
君の「好き」を１つでも多く
見つけたいな
粗を探せばいくらでもある
僕等まだ未完成なんだから

0へと向かい重ねる
記憶の中で昨日より誇れる
自分へとなれたから
夜を越えてく
捨てる場所なんてないさ

「君へとふりかかった
涙と同じ数だけの光が
差しますように」
涙を堪える事だけが
強さじゃない
借りたままの優しさがある
君を包み込もう