瞳の奥へと潜んだ
眠りかけた心が疼き
想いの色調は重ねた
秒針と共に濁り行く

震えている臆病な希望が
見過ごしてきたものは
「日常」が「心」を騙した本音

「仮に明日を描く事をやめたって
変わらず世界は廻り行くだろう?」
晴れた空でかい傘差して
歩く人程そう嘆く
雨のない心に虹はかかりやしない

温もりに触れ知った孤独の意味
弱さを知った日々
夜明けが怖かった…
失くしたものと手に入れたもの
天秤にかけてみた
どちらへと傾くのかな?

今まで歩んできた道程が記憶なら
想い出は僕が失くしたすべての形
聞くことも触れる事も
感触さえもないよ
だけどこれを人生の
財産と呼ぶのでしょう

乾く事のない哀しみは
最愛が教えてくれた僕の明日
孤独へ産まれ散る定めだから
一匹狼よ優しく在れ
強くも在れ
小さくて儚いこの幸せを
分け合える君がいてくれる事
それだけで良い
それで十分だ

やっとねそれに
気付く事ができた

紡ごう…

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