夢食い竜が飛び交う 満たされない夜空に
淋しげな顔した暁の背中を見た

通り雨はいつも何の気なしに 不条理と手を繋いで現れ
時をかけ乾かしたエナジー ご丁寧に濡らしては姿消すんだ

強気な僕と弱気な影
いつだってそうさ両者入り乱れの
乱反射するおとぎ話

かざした掌の隙間から溢れた一雫で
あっけなく奪われた泡沫の日々

横殴りの冷たい通り雨
相変わらず容赦してくれないようだ
やりきれずの舌打ち鳴らすなら
おくびにも見せずに鼓を打ち舞うさ

雨宿りなんて所詮小休止
どうせまた濡れるなら乾くのを
待つのはもう終わりとしよう

夢食い竜が飛び交う 満たされない夜空に
淋しげな顔した暁の背中を見た
それでも僕は君にもし出会わなければ…
うんざりする夜の終わりに 二つの影

その両手では抱えきれなくなって
思いもここに置いてくのかい?

夢食い竜は飛び立つ 雨上がりの朝靄
淋しげな顔した暁の背中を見た
それでも僕は君にもし出会わなければ…
水溜まりが映し出すのはあの日の影空風が頬の涙を優しく拭ってくれた日の
陽だまりは無様な僕をなぐさめてくれたんだ
変わり行くすげない景色に 変われないままの僕ら重ね
いつしか「優しさ」という名の「ズルさ」まとっていた

行かないでくれ ここに居たいんだ…
か細く生まれたわずかな灯を、僕ら…

怯えながら震えながら 消えてはなくならないように
ひたむきに灯して揺らして
「ここに居るんだよ」とあなたへの想い放つんだ

一秒が一日になり 一秒が一日を変えて
たやすく裏切る虹より 夕焼けを信じてた

沈む橙が昇る光へ望み託して
また立ち上がって、僕は…

霧がかった森を進み 振り返って足あと探し
動けずただ立ちすくんで
落としてきた言葉拾い集めてさまようんだ

燃やすんだ儚いストーリー 照らすんだ希うヒカリ

さぁ、迷えるこの森を抜け か細く消えそうな「優しさ」を
絶え間なく灯し続けよう すべてが消えてしまったって
あなたへの望み灯すんだ


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