忍び込む街の雑音を掻き分け
踏み入れた街中の小さな公園のベンチ
うざったそうにこちらを見ていた
先客の三毛猫に挨拶してそこに座る

ふと見ると一人ぼっちで遊ぶ青いシャツの少年を
赤い帽子の少年達が取り囲み
やがて赤に青が混じり
さらに大きく笑い声響く
同じ空 同じ雲に

昼休みのチャイムが止み
街の雑音ではいまだ続く
蹴落とし落とされるイス取りゲームは
「はい、一抜けた」
先客の寝息は続く、、、

夢や希望、不安や絶望の種類は千差万別
でも見上げりゃ同じ空、同じ雲
争いで得た優越感に居場所見つけてれば
稲中読んでも笑えない

追い抜かれたら拍手で見送ろう
きっとそいつは僕より少し歯を食いしばってきたんだろう
いつまでも舌打ちして不平不満を重ねても
不公平は一つもない
早く「この指とまれ」

赤と青が混じっていた頃
無邪気にしていた追いかけっこなら
奪い合い、傷つけ合うような
くだらない世界は変わるんだ
願いが叶いますように、、、

公園灯の形の影が西の空に消え欠けてゆく
突き上げた人差し指に少年達の声が重なった

赤と青が混じっていた頃
無邪気にしていた追いかけっこなら
奪い合い、傷つけ合うような
くだらない世界は変わるんだ

雑音はこの冴えない歌、シンガロングでもして掻き消そう
もし踏み外せない理由があるのなら
先急げばいいさ

この空は変わらないよ
だからKONOYUBITOMARE


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