篠突く雨避けた窓
四角く切り抜いた空
見えない未来の絵

傷つくから逃げたまま
ちらつく霧雨はまだ
描けない未来の絵

モノクロームの景色は
見渡す限りだけ
流星の果てにある
自分だけの色を見つける

閉じたパレット
開いて顔料ひねり出して
水彩紙に咲く
にじむ千の花ウォーターカラー

青く伸びて広がる世界

近づく雲開けた窓
色づく木々焼けた空
見上げて描き出す絵

一歩踏み出したら
一気に走り出せ
一瞬でも怯むな
一足飛びで駆け抜けて行くだけ

荒野のパレット
今の草笛は撃ての合図
僕らは進化する
ことばにならないことばかり

赤くぼけて広がる光

モノクロームの景色は
見渡す限りだけ
流星の果てにある
自分だけの色を見つける

突風に立った
風見鶏は今闇に吼える
砂嵐這う
轍はやがて舗道になった

閉じたパレット
開いて顔料ひねり出して
水彩紙に咲く
にじむ千の花ウォーターカラー

淡く溶けて広がる未来


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