初めて会った日の事 今でも覚えてる
突然降り出した夕立に肩を濡らして
捨てられた子猫みたいな私にあの日の彼は
真っ赤な傘を差し出してくれた

その次に会った日の事 今でも覚えてる
蝉時雨の夏の日でした
どこか悲しげなその横顔に
私の想いは 確かな「恋」{もの}に成りました

今日の待ち合わせは いつもの喫茶店
いつもの珈琲で 彼を待ち焦がれ

私 隣にいてもいいですか? 温もりを感じてもいいですか?
アナタには不釣合いと他の女性{だれか}に笑われてもいいの
隣にいてもいいですか? 語りかけてもいいですか?
アナタの事教えてくれますか? 私の事愛してくれますか?

朝から曇り空の日
繋がらない電話
アナタに会いたくて
赤い傘を抱えて この家を飛び出した

行き交う人ごみに 見つけた彼の影
繋いだ手の先は 私じゃなくて

降り出した雨の中見たものは 私の見たこと無い彼でした
遠ざかるその影に 声をかける事もできず
立ちすくむ私の肩を 冷たい雨が降り注ぐ
だけど返せぬままの赤い傘 もう二度と 開く事は無いから…

煙草を吸う仕草が好きでした たまに見せる笑顔が好きでした
何時だって 何処だって 私 アナタの事だけ見てたよ
私 アナタの二番目ですか? あの子の代わりなんですか?
あのくちずけは偽りですか? あの言葉は偽りなんですか?

水溜まりに映る 私{じぶん}の顔 見つめながら 苦笑い浮かべて
返せなかった赤い傘とアナタの写真に 火を点けた…

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