姫ゴト

今日はお休みでお日様なんて麗らかで
来るはずもない
めーるなんかも待ってみる
『逢いたいの』


おそうじしましょ
寂しさまでも拭うよに
暇だとダメね
よくない妄想ちらついて


『逢えないの…』


きらきらに見えた
出会いはそうね二年前
知ってたのに
何もかもが輝いてた


二人手をつなぎ
歩ける日を夢見たり
酔ってみたり
禁じられた遊びの切なさに


わたしはいつでも
待つ身の女ね
それははじめからの約束で
誰にも言えない
二人の秘め事
でもこの虚しさが
わかりますか?


あなたを思う気持ちは
そっと胸の中に


行き場無くして
カフェから街を見下せば
罪も無い恋人同士の終わり願う
『誰のせい』


キラキラな波に
さらわれるように溺れていく
わかってても
何もかもが嬉しかった
人目気にせずに
お買い物も夢見てたり
浸ってたり
報われない悲劇のヒロインに


わたしはいつでも
都合よくじゃなきゃ
それははじめからもう
わかってるのに


疲れちゃったかな
泣けない秘め事
強くなりたいのに
壊れそう


あなたと渋谷デートは
いつも夢の中で


あなたはいつでも
使いたい時だけ
それははじめからの
約束だけど
好きよ大好きよ
好きだからさよなら
しなければ縛って
しまいそう


あなたに捧げた日々を
返せとか言わない


『あなたに最後の
手紙を書きます
みつからない内に
捨ててください


奪えるものなら
奪いたかったわ
でも綺麗なままで
幸せにね』


あなたに捧げた日々は
今も胸の中に


あなたに捧げた日々は


そっと胸の中に