絶望の太陽

sick sick sick and falling from me.
sick sick sick and give me, touch me.

隠しきれない弱さが泣いた。

ねぇ、幼児期の記憶、忘れそうな残影。
避けて通れない罠に嵌まる。
今、生を、世を、声を、壊す片仮名。
神、反リ、無イ、負ニ願イヲ込メテ。

私の名前を聞かずに、それでも愛してると言う。
あいつも、あいつも、あいつも、消えろ、消えろ、消えろ。
何より深い闇は絶望に一輪の花を咲かせた。
それは世にも悲しい名前も無い花。

同じ、同じ、同じ顔で、同じ、同じ言葉をくれる。
落ちる、落ちる、落ちる花首は、落ちる、落ちる輪…。

変わらない、何も無い、また。
今、此処に居て、少しでもいいなら。
離れない、痛みが終わらないなら。
手を引いてくれたあなただけを見ているから。

そして、隠しきれない弱さが泣く。
与えられた絶望が、自虐の中、くるくると回る。

sick sick sick and falling from me.
sick sick sick and give me, touch me.

空は嘘の様なコバルトで、遠く、高く、何故か色失くした。
鳥の様に、雲の様に、私にはなれないけど。

変わらない、何も無い、また。
今、此処に居て、少しでもいいなら。
離れない、痛みが終わらないなら。
手を引いてくれたあなただけを見てる。

いつか私のような醜い声も顔も傷跡も
愛してくれるような「あなた」と笑ってみたい。
人はいつもいつも儚くて、嘘つきで、泣き虫で
傷の中初めて気付くのは、本当の「私」です。

そして、隠しきれない弱さが泣く。
掴みかけた希望まで、自虐の中、くるくると回る。