きっと あの小道で
2人は生きている
幸わせの小道で
ダンスをしているわ
ああ だって 耳を澄ませてみてよ
ああ だって 天国だって見える

彼女は 深い森の奥
軽やかに 風に揺れながら
茶色い やわらかい髪を
太陽に 遊ばせていた
運命的に若者は恋におちた
街へ連れ去り 一緒に居られたらと
愛を語った

木もれ陽に じゃれる天使に
近づいて 口づけをした
愛らしい 小さな乳房は
ハチミツのように甘かった
他の女は要らないとさえ想った
それは童話のお話のようだった
眩しいぐらい

きつく抱きしめ合い
2人は生きていた
幸わせの小道で
ダンスをしていたわ
ああ まるで 美しい絵のような
ああ まるで アダムとイヴのように

街へ出て暮らし始めると
ネオンやらレコードやらが
どこにでも 散らかっていて
お互いの意味さえ ぼやけた
人の噂は電話から聞こえるけど
森の息吹はどこからも聴こえないと
娘は泣いた

ある日 馬車に乗って
森へと帰るため
雨にキスしながら
手を繋ぎ急いだ
ああ はねる泥と濃い霧が
ああ 2人 天国へと招いた

だけど あの小道で
2人は生きている
幸わせの小道で
ダンスをしているわ
ああ だって 耳を澄ませてみてよ
ああ だって 天国だって見える



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