街へ出れば まるで何も
無かったかのように流れて行く
そんな中で 誰にも気付かれないように
こっそりと涙をのみこんだ
幾つもの出会いの
喜びと別れの悲しさも分かっていた
ありふれたくり返しの中で
キミがいた時間だけは 本物だった

「桜が散る…」
そんな思いも 夏が来れば忘れてしまう
そんなふうに 季節の風が
枯れた花びらを運んで行く
あぁ はるか遠い記憶
頭の中 おどる

壊れそうな胸に 優しすぎて泣いている
純粋な緑で今まで 
踏み潰してきたもの思い出した
帰る場所が 無かったあたしに
「いつでもまたおいでよ」と伝えてくれた

雨が降って 全部流れて
そして 固まってしまえばいい
アスファルトが 乾く頃には
新しい光がさしこむ
あぁ はるか遠い記憶
頭の中 おどる
今でもなお 愛しい
キミに 永遠の愛を…

「桜が散る…」
そんな思いも 夏が来れば忘れてしまう
そんなふうに 季節の風が
枯れた花びらを運んで行く
あぁ はるか遠い記憶
頭の中 おどる

愛しすぎる 罪のない
天使のねがおから
言葉もなく「サヨウナラ」
怖い夢は おしまい
目を開けば そこには
新しい未来がある


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