淫らな陰は妖しく女神の心を奪い
偽りの契り結び暗闇へ封じ込めた…

諸人は絶望に暮れ淀んだ瞳を濡らす
絶間なく訪れる恐怖に唯時を貪り

祈りの言葉さえも灼熱の陽射しが悲鳴に変える
さあ念いを秘めて妻の名を叫びなさい

この謌に大地は揺れ常世を包む霧は消える
この謌に貴女も今闇から目覚め扉に手を掛ける

祈りの言葉さえも罅割れた天空に飲み込まれる
さあ念いを秘めて妻の名を叫びなさい

月よりの使者は慟哭に伐たれ跪き悶えるでしょう

この謌に大地は揺れ常世を包む霧は消える
この謌に貴女も今闇から目覚め扉を開き

この謌は永遠に響き総てを包み季節を呼び
この謌は貴女を今闇から連れて再びあの土地へ

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