薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて
今宵もひとり果てる あなたが憎らしい
跪いてお甞めよ 苦い愛の雫を
天使に施す青いドレサージュ

自己と云う柩の中 魂はまだ動いてる
千切れた翅は月光に 生き返り 潤むわ
闇よりも 怖いのは孤独
ふたりの証 十字架の元で 貪りませう

薔薇の手錠はずして 白い手首かさねて
触れ合うことの奇跡 あなたが愛おしい
跪いて捧げよ 痛い愛の言葉は
包帯に滲んだ赤いアラベスク

罪でもいい 好きと言って 禁断のくちびるを

世界は聳え建つお城 門を開けるのは神
そんなふうに導きつづけて

そしてわたしの目を 塞いだら
誰よりやさしく 名前を呼んで
その時知るでしょう 永遠の意味を

薔薇の指輪まじえて 革のリボンむすんで
鏡の間の舞踏会 すべてが狂おしい
迷い込んで悟れよ巡る愛の歴史を
涙で飾ろう黒いマリアージュ

嘘では嫌 好きと言って 純潔のくちびるで

薔薇の首輪つなげて 銀の鎖くわえて
今宵もひとり果てる あなたが憎らしい
跪いてお甞めよ 苦い愛の雫を
天使に施す青いドレサージュ

薔薇の手錠はずして 白い手首かさねて
触れ合うことの奇跡 あなたが愛おしい
跪いて捧げよ 痛い愛の言葉は
包帯に滲んだ赤いアラベスク

心から 好きと言うわ 穢れなきくちづけを


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