焼け果てた部屋 記憶が暴れ出す
饐えた臭いには 消せないあの記憶

枯れたこの手には 掴めぬ真実を

醜く年老いた果て 残るは悪意か

手の平ヒラヒラ… 揺れてるのは
手を振る娘の残像 涙で霞む
その笑顔は二度とは 触れることは出来ないから
か弱き第二の犠牲者に今 愛と夢を

黒い壁から聞こえるあの子の泣き声

何故ハラハラハラ… 涙流れ
何故こんなにも愛しさに震え続けるのか
黒い壁越しにそっと交わす秘密の声
あの子は今も探し続けてる その一部を

焼けた黒い手を 揺らして

サヨウナラ

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