そしてひとりになる
今日は歩いて帰る
見上げれば三日月
屋根の上で揺れる

眠たそうな猫が通りを横切れば
春のしるし 青い夢の終わり

まぶたに残る君の笑いかたや
きれいな思い出ばかり またたどってる
早く朝が来てくれればいいのに
明日は今日より、君を忘れるから

沈みゆく星座の背中を見送って
君を乗せたシャトル
胸の軌道をまわる

なにもなかった顔で日々は続いてくの
君がいないことが普通になる

散らかしたままの想いには今も
少しも手をつけられないでいるけど
心配しないでよ すぐじゃなくても
悲しいけどいつか、君を忘れるから


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