いつ乾いたのかTシャツが
窓の端で良い色になってた
この平凡な頭でそれとなく
君のためのことばを探した

できれば 見つけたそのことばは
やっぱりそれとなく添えておいて
君の手のひらにそっと乗せたい
削れていく声にどうか気づいて

降りそそぐ真昼の光は僕を見抜いて
高くなった熱をまた上げようとしてる
伝えたい
君へのあかぬけない思いだけど
背中から追い越した 風に歩き出す

あきれてるよ自分のことだけど
まるで精一杯なんだこれでも
なぜ臆病で細い体を
必死に守りたがっているの

自慢にならない切れ端で
洗濯したばかりの匂いで
催促してくる強い鼓動で
僕は 僕は君を思う

錆びついた僕をもう一度壊してくれた
自由なんだ
激しさをおそれないよ
伝えたい
君へのあかぬけない思いだけど
背中から追い越した風に歩き出す

伝えたい
君へのあかぬけない思いだけど
背中から追い越した風に歩き出す


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