あのね もしも今すぐにきみの元へと
行けるならばこの声がなくなってもいいや

目指す場所があまりにも遠く ぼくはもう道に迷いそうだ
壊れた磁石をあてにしてるんだ だれかの影に隠れてさ

何かを手に入れるため何かを手放すなんてことを
続けてもきっとぼくらはオトナにはなれない

たとえ話はあくまでももしもの話
声が出なくなったなら歌えなくなんだ

近付けばピントがずれてしまう その先にあるものはなんだ
誘惑だらけで霞んでしまうよ 忘れたくないのに

何かを楯にしながら正義や覚悟や悲しみを
叫んだってきっときみにさえ届かないんだろう

おとぎ話にきみが泣けば寂しくなるから夜を避けよう
憧れてたのは空じゃなくて空を見てたあの子だ

何かを手に入れるため何かを手放すなんてことを
続けてもきっとぼくらはオトナには

何かを手に入れたくて流した涙やついたウソが
いつの日かきみやぼくのことオトナにするのかな


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