真夜中に目が覚めた おかしな夢を見てた
知らないだれかになり 泣いてるぼくを見てた

冷たい床をそっと裸足で踏みしめたら
窓から覗く月が分厚い雲に消えた

もがいたって足掻いたって沈んでゆくばかりだ
なんとなくじゃ変われないって痛いほどわかってるはずなのに

願ったって祈ったって届きたい場所がわかんなくて
闇雲に伸ばした手の先に触れたものに意味なんてなかったのかな

色とりどりの夢が重なってもう弾けた
夜の隙間に空いた穴は新しい星になる

ぼくにとっての大切なんてぼくにしかわからない
だから遠くへもっと遠くへ
伸ばした手に触れたものを掴んで わかったふりして繰り返してく

願ったんだ 祈ったんだ 届きたい場所は逃げるから
闇雲に踏み出した足は思うままにスピードを上げて

時が経っていつか今日を悔やんだって忘れないことだ
わかんなくて伸ばした手の先に触れたものが今ぼくの答えだ

真夜中に目を閉じた おかしな夢の中へ
新しい星がヒトツ 笑ったぼくを見てた


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