無残なくらいに散りばめられた
水彩画みたいな瓦磯の山
その一つに僕を置き換えてみた

こんなにも世界は汚くて
こんなにも世界は暗いのに
描きたいな、描きたいなっていうから

からくりの見えないゲームでは今日も誰かが泣いていて
離れていくな、離れていくなって僕をまた呼び止める

これが物語の一つならば 僕は今何処の道の上
少なくともエピローグましてやクライマックスでは
ないことならわかってるけど
ノートに書いた文字の一つ一つが ふわふわリ飛んで雲の上
また無駄になってる 無駄になってる
間違ってないはずなのに

巡り巡り巡って振り返れば
イメージと程遠いイメージの殻
これがあれであれがそれでって何だよ

ふらりふらりふられ振り返れば
イメージと程遠いイメージのカラー
赤でもない 白でもないけど
苦労じゃない 少しあくびしてさ

バラバラになった地球儀を並べて
赤道を一つに繋げてみる
忘れないでよ、忘れないでよってわかるかな わかるだろ

渦を巻いては消えてく言の葉が そこらじゅうに落ちてて帰り道
聞こえないはたまた気づかないとしてなら
もう少し先のフレーズだな
路傍の石が形を作るもんか それでもいつかをここで待ってる
これ以上はもう これ以上はもう
“いつかまたそのステージで”


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