闘争心を持って生まれた
あの日のモンスターも
背中のファスナーが覗こうと
哀しくはないさ 多分

ヒントでなんて答えられないんだ
たった一人の存在も
角度違う生命達が今日も
競い合う世界さ

また眠れなくて 眠れなくて
眠らないのは左
その身勝手 許さない右
左右不対称にもう疲れたみたい

両方の声が
「この身体で生まれて良かったのかい?」
云われた気がして焦っていないかな
好んで抱いた
どちらかを本性だって呼ぶ
お望み通り終えたけど
もう片方の僕 見当たらない

良い子になってやっと貰えた
使い捨ての存在も
全ての喜怒哀楽足りない今日が
僕を叱るよ 多分

置いて来た僕が
怪我した隣で眠った振り
追い出した言葉は覚えていないかな
競争はきっと望まない方を許してみて
冗談に聞こえたけど
もう片方の僕じゃ居られないんだ

心臓の様に
特別な居場所は無いとして
動いた身体は嘆いていないかな
でも尊い生命か
それの反対は何と呼ぶ
経験に囲まれて
もう片方を探している

両方の声が
「僕等で生まれて良かったのさ。」
云われたつもりで歩いて行けるから
皆 映像が無いと語れない生命なんて呼ぶ
それでも今日を終えたから
もう僕等のままで居させて


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