ねぇ 世界がもう目の前にあるような そんな夜ってないかい?
もう何もかも飽きてしまってもまだ終わらない夢のよう
そう 写真がさぁ出来上がるときのようなそんな日々ってないかい?
もうまぼろしが色づいて鮮やか 信じようと信じまいと
ぼくの大切なものにきみはくちびるよせて 甘く溶け出す秘密盗んでゆくんだ
春の夜にぼくらからっぽになるまで
ひらひらと舞う花びらの中にいた

ねぇ 闇の中 静かなフィルムが回り始めたら
もうどうしようも押さえようのない欲望が首もたげる
そう世界がもう目の前にあればいい そう思って目ざめ
もう何もかも試した後でまだ埋められない隙間を見よう
窓の外ではずっとあたたかい夜のメロディ
ふたり悲しくならないように流れている
春の夜にぼくらからっぽになるまで
ひらひらと舞う花びらの中にいた

窓の外ではずっとあたたかい夜のメロディ
ふたり悲しくならないように流れている
春の夜にぼくらからっぽになるまで
ひらひらと舞う花びらの中にいた


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