泥の底で初めて生きてきた意味を知る
真っ黒な暗闇の真っ白な静寂で
静かに『それ』は言った
「どれだけその手が汚れたとしても魂は腐らない」
汚れたこの手で 抱き締めた まだ小さな光を
無力なだけなら 白さなど この手には要らない
泥を舐めた日の味が舌の奥にこびりついている
真っ黒な暗闇の真っ白な静寂で
静かに『それ』は言った
「どれだけその泥を飲み込んだとしても魂は枯れない」
汚れたこの手で 抱き寄せた まだ小さな光を
無力なだけなら 白さなど この手には要らない
綺麗なままでは なにひとつ 守る事は出来ない
汚れたこの手が 抱き締めた
温かい泥の中で
小さな光
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