長い夜、黒い夢、無彩色の空、折れかけの翼
それは白い鳥、うつむき泣いていた君を見た世界

辿り着こうとするけれど踏み出せず
この手を伸ばす勇気も持たない僕は

せめて君に寄り添う様にささやかな春の風になろう
モノクロームの世界が
柔らかな光を帯びる

瞳の奥に散った青い過去
翼を失くしてしまった飛べない僕は

せめて君を包む様に穏やかな春の風になろう
モノクロームの世界は
やがて鮮やかに色付く

ほら、もうすぐその涙は七色の虹にかわるから

君を包む様に穏やかな春の風になろう
モノクロームの世界が
今、鮮やかに色付く


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