馳せている想いは ただうつろに響くばかり…
何度描き続けても 決して色褪せる事は無い
春の風の香り傷痕を隠して 眠りに身を任せれば
大地は果てしなく 流れる雲の下 あなたに彩られて…
目覚めれば消えてしまう優しい眩暈
だから僕は月に照らされて永遠の夢に眠る…
太陽の光は僕の想いと重なっては滲んでいく
僕はうつむいたままたくさんの涙を流している
指先はただ怯えている
なぜならばあなたがいないから…
あなたがいないから…
でも淡い気配を感じ取れるのは何故なのだろう?
季節に誘われて眠りの世界には入る
気配の中で瞳を閉じる時にはいつでも
あなたがそばにいた…
優しく微笑みかけてくれるあなたが確かにいた
麗らかな季節は波紋を伝って僕に恋をくれた…
差し込む木漏れ日 澄んだ青空…あなたに彩られて…
たゆたう気配に揺られて想いは溢れた
だけど
これはただの夢?
だから
ゆびさきにはとどかない
えがおには届かない
あなたにはとどかない
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