恋人は南風 戯れる海カモメ
陽に灼けた頬寄せて
こぼれそうな胸を抱く
そっとおやすみ 瞳を閉じて
赤い夕陽が海を染めるまで
あんなにも太陽は燃えているはずなのに
何故かしら淋しげな横顔が気にかかる
どうか教えて 涙の理由を
長い睫毛がやけに濡れている

太陽にほだされて君と見た夢
灼熱の浜辺で指をからめ
大空に抱かれて見つめ合う恋
終わりなき最後の夏でした

若さゆえ儚くも青春は逃げてゆく
淋しくて切なくて泣きながら歩いてた
ここへお帰り あの日のままに
そしてもう一度好きと言ってくれ

この海で口説かれてなにも言えずに
うつむいたお前がいじらしくて
ため息が出ちゃうような熱い口づけ
誰よりも愛した女性(ひと)でした

Inside Outside UMI

太陽にほだされて君と見た夢
八月の気怠い風の中で
この愛が届くならいつか伝えて
死ぬ程に恋した僕でした
夏の日の夢でした


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