ある朝逃げることをやめたら
長かった夢が終わってしまった
あなたはあたしを好きじゃないんだと
認めることがやっとできた
あたしは目を閉じて笑ってみせた

はじめて会った頃あなたは
まだ西国分寺に住んでいた
床に布団を敷いてふたり眠ったね
どこまでも一緒と信じてた
あたしは目を開けて涙を拭いた

みつあみをほどいたらあなたが
また頭なでてくれる気がするよ
もう二度と触れることはないでしょう
やさしいそのすべて忘れたいよ
あたしはひとりで大丈夫だ

重過ぎる荷物を背負ってあたしはひとりで帰るよ
もう二度と会えないよ
長かった、本当に長かった

みつあみをほどいたらあなたが
また頭なでてくれる気がするよ
もう二度と触れることはないでしょう
やさしいそのすべて忘れたいよ

あなたの声からだ髪も全部
もう二度と触れることはないんだなあ
あなたの声からだ髪も全部
あの子のためにやさしくなるんだなあ
あたしは本当はさびしいのだ


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