黒を蹴っていた。
そら、星は想い人、数瞬いて。

何か飲まないと。
ほら、牛乳温めて、窓際に居て。

白塗料、口含み。

雨に沿っていた空。
星は口を、まはるかに噤みて。

何か食べたいと、法螺をつき夜の街外出の許可。

白塗装、瞳に流し。

冬の趣向は回転木馬を止める切ない悪戯で。

擬似的口移し。

願いよ、叶えたい、幾京の珊瑚樹下。
貴女を見つけ、覚えているかな?二人の時空。

願いを、叶えなきゃ、幾千の優曇波羅華。
貴女と見上げ足りないよ。まだ一緒に居たい。

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