つむじ風 吹けば飛ぶよな人心
あかね雲 惚れたはれたは恋の道
紅を差すのは梅の花

通り雨 尻っぱしょりの逢い引きの
朧月 見ちゃあ野暮だよ閨の内
ひとつしっぽりお盃

仮初めの命なら 浮名でも流そか

今はの際まで 狂ひ咲き
草葉の陰まで 狂ひ咲き

春の海 沖の白帆も仄暗い
夏の空 昨日逢ふ坂明日は京
草は草でも根無し草

日本晴れ 下に下にで首が飛ぶ
道の奥 安達の婆は鎌を砥ぐ
住めば都はどこじゃいな

空蝉が夢ならば 醒めるまで流離おう

今はの際まで 狂ひ咲き
草葉の陰まで 狂ひ咲き

たった一人 夜を数え
たった一人 明日を探す

赤く咲いて 白く咲いて
花は色づく

たった一人 風に吹かれ
たった一人 雨に打たれ

淡く咲いて そっと咲いて
花は散りゆく

夢を抱いて 恋を抱いて
強く咲いて 清く咲いて
花はほころぶ

渡り鳥 ぬしは浮世が楽しいか
旅烏 酒で憂き身が忘らりょか
無理は通らぬションガイナ

光陰が過ぐるとも 万感を歌おう

今はの際まで 狂ひ咲き
草葉の陰まで 狂ひ咲き

美しく散るため
清々しく散るため
芳しく散るため
誇らしく散るため

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