星の形 またたく合図 夜が私を照らす
少しも見逃さないで まつげの先まで伝う
暗い道を歩く側から 夜に私はてらう
動き出す砂の雨が 厚みをおびても
今 届かない手を恥じて
まだしまわない手を見ては思い出す
どこかにともる青い実の からまる頃に
追われては思い出す
丸い月のはかなく強く むなしい夜の端から
手まねきをさけて笑う 仕方のない言葉まで
そして夜の話が終わる 朝も忘れた頃に
かすれたあみだの道を 目隠しでたどる
今 見慣れない絵を描いて
まだ決まらない絵を見ては思い出す
ほのかにかおる草花の
からまる頃に 追われては思い出す
弓のしなる音 耳をすまし眠る 目覚め
遠く高く矢は答える まるで夜道を放つように
今 届かない手を恥じて
まだしまわない手を見ては思い出す
どこかにともる青い実の からまる頃に
追われては思い出す
からまる頃に 追われては思い出す
星の形 またたく合図 夜が私を照らす
少しも見逃さないで まつげの先まで伝う
暗い道を歩く側から 夜に私はてらう
動き出す砂の雨が 厚みをおびても伝う
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