冷たい鉄の樹々 濁った酸性雨がべとついた潤いを宿す
枯れた心臓達が街に溢れた 苦い溜息は外の色を変えた

零れ落ちたフラストレーションと 偽りのTV映像
霞む視界に ふわり ふわりと

浮かんできたのは 敷き詰められた肌色 消えかけた影
空虚を包み やがて肥大してく 触れては壊れる また声にならない

何処へ行く? 陽のあたる世界はまだ 其処には無いから
眠れない朝はまた途切れた世界を 創り出している

痛い、、、狭い、、、暗い、、、
木霊したその先へ

浮かんできたのは? 聴こえてきたのは? 其処に見えたのは?

何を得る? この溢れた世界では 見失う事ばかりで
また誰の優しさに気付かずに泣く 眠る術さえ分からずに
今 騒音の中 優しく響いた
朝を見た、、、


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