少年は行く 遠い空をあてもなく
駆け抜ける風のように
流れる汗を拭いもせず 信じるものだけを信じた 曇りない目

恐れることはひとつもなく
可能性には終わりがなく続く

昨日までの全部 今日が塗り替えていく
誰のものでもない未来

運命線よりも大事なのは 広げた掌をどれだけ伸ばすか

あの少年を覚えてるか 君や僕の中にいる 彼の名前はそう「希望」
悲しみの果て 闇の彼方 どこにいたって見える光 聴こえてくる旋律
胸の奥から

いつしか君は大人になり
思い出を数えてばかりの暮らし

自分をごまかして「ここがゴールなんだ」って
もう傷付きたくないから

夢を奪うだけの現実なら 自分自身の手で風穴を開けろ

まだ少年は旅の最中 本当の君を探している 声の限り叫びながら
諦めを捨て 迷いを捨て
裸のままの情熱に心を焦がして走る 君のもとへ

耳を澄ませば「思い出してくれたかい?」
少年は辿り着いた 今君が笑ったから 新たなドアを開けたから
この旅路はもう君のものだ 世界中のどこへでも 君がそれを望むならば

そう 自由は無限だ 希望は普遍だ 少年は行く 君と共に


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