長い 夜を
梟たちが連れ去って
僕は 独り
君の寝顔を見つめてる
髪を梳かして 吻に紅さし
褥を蓮華で飾るけど
両手は組まれ 瞳は閉じて
無心な童女は答えない

暗い 部屋に
白蠕はいつしか忍び寄り
僕は 今日も
君の言葉を捜してる
お腹は脹れ 頬は真ん丸
浮き世の汚穢に孕むのか
氷を撒こう 薬を打とう
目醒めの調べが欲しいなら
いつでも歌おう

夜と 昼が
空しく窓辺を過ぎ越して
僕は 夢に
君の笑顔と語ってる
髪は脱け落ち 眼球はこぼれ
柘榴の小鼻が振り返る
おねだりしてた 緋いドレスは
髑髏になったら着せるから
それまで歌おう

(九相図のスキャット)
(九相図のスキャット)
(一番目は新死の相)
(二番目は肪張相)
(三番目は血塗の相)
(四番目は肪乱相)
(五番目は青瘀の相)
(六番目は噉食相)
(七番目は骨連相)
(八番目は骨散相)
(九番目は古墳の相)
(九相図のスキャット)

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