落ちるとこまで落ちて物語
見あきた夢の続きはどこかに
にぎわう人の群れに皮肉をこめる

海辺では愛が行ったり来たり
これじゃまるでただの独り善(よ)がり
憂鬱な 午後の風に
たたずむ 砂浜

目の前よぎるものは
うらやむことばかり
なんてセンチなリズム
刻んで 波の音

見つめ合って ピニャコラーダ
夏の恋は気まぐれ まぐれ
故に愛を求めた 僕は一人
浮かぶ太陽はメラメラ
あられもない水着姿
麦わらのあの娘(こ)へ 涙ほろり

時に愛の試練はつきもの
運命の神は粋(いき)なくせもの
浮かれた人の群れに怒りを覚え

流れだす月日はダムのごとく
見失うあの日は脱兎(だっと)のごとく
矢となり 槍となって
過ぎゆく 砂浜

夏よせめてもう一度
お目にかかれないか
なんてセンチなリズム
刻んで波の音

飲み明かして ピニャコラーダ
夏の恋はバラバラ まばら
わざとらしい季節の夜に燃えた
目の前には海原
汚(けが)れもなく 濡(ぬ)れた瞳
麦わらのあの娘へ はせる思い

浮かぶ太陽のカタワラ
身もふたもないままで ほら
別の愛を求めて ふらりふらり

見つめ合って ピニャコラーダ
夏の恋は気まぐれ まぐれ
故に愛を求めた 僕は一人
浮かぶ太陽はメラメラ
あられもない水着姿
麦わらのあの娘へ はせる思い
ふらりふらり 涙ほろり




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