ねぇお願い 騙してみて 嘘などないと 言ってほしい
真実に 鍵をかけて 仮初の愛 もっと演じてよ

その瞳 誰を映すの その声で何を 囁くの
気付かない 振りをしてる 僕の嘘など 興味もないようだ

触れる 指先 漏れる 吐息
見つめる 視線がいつもに増して優しいね
遠く 遠く 遥か 遠く
貴女は 違う誰かを僕に重ねてるんだろう

他の誰かの代わりでもいい
苛立つ程に そう思えるんだよ だから
貴女を見失ってしまう前に
強く引き寄せ 永久に眠ろうか

出来すぎた恋愛小説のような結末 なんていらない

不意に鳴った 貴女の電話
僕の言葉を さえぎるラブソング
鳴り止むまで 無視をするのかい
違和感はやがて 核心に触れるようだ

揺れる 想い あしらう 仕草
逸らす 視線に自分で気付いてるんだろう
会いたい 人は 僕じゃ ないと
貴女が 言い出さないのは優しさなんかじゃない

他の誰かじゃなく貴女が欲しい
例え嘘でも 構わないんだよ だから
貴女の消えた世界は描けない
救い出してくれ 華奢なその手で

ありふれた日常が僕を包み込む前に

いつもの交差点で 見せた笑顔を僕は
信じてしまいたくなるから
ここじゃないんだよ 貴女の場所はきっと
言えないんだ キッカケを渡す事は出来ない

他の誰かの代わりでもいい
苛立つ程に そう思えるんだよ だから
貴女を見失ってしまう前に
強く引き寄せ 永久に眠ろうか

全てが真実ならそれはもはや真実 なんてどうだい 騙してみて


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