俺の背中で力果てたお前の指がすべりおち
ゆっくりとゆっくりとシェードランプに灯をともす
白い肌が悲しいほどにシーツに溶けてく
お前の顔ひきよせてそっと口づけた

俺は今 月が落ちた波打ち際に立ち
愛する覚悟を一歩づつふみしめてる
「嘘だろう?」ってあの時 聞けなかったのは
互いの寂しさをわかってたからだ

夜の海に俺の過去を沈めたら
明日からお前と二人で生きよう

身動きすると逃げてくようにお前は震えた
乱れた髪俺の両手で強く受け止めた
にぎりしめた 二つの罪 素っ裸の胸に抱き
23Fホテルの部屋苦しい夜が 降ってた

俺は今 月が落ちた波打ち際に立ち
愛される覚悟を一歩づつふみしめてる
こなごなに砕け散る波のしぶきが舞い
あの時の俺の胸に(ずるさ)突き刺さる

夜の海に俺の過去を沈めたら
明日からお前と二人で生きよう

夜の海に俺の過去を沈めたら
明日からお前と二人で生きよう


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