呆けた かあちゃんが遠くを見てる
病院のベットで 死んだように
俺の少年ばっかり探している

俺はかあちゃんの手を握る
かあちゃんは 俺に笑いかける
その後すぐにずっと遠くを見た

俺の机の引き出しには
まともな字を書けたころの
大きな女性の手紙がしまってある
どれだけ人を愛しても 愛しぬいたとしても
母親の子宮に戻る事はできない

それは弱いという事じゃない
それは恐いという事じゃない
それは男らしくないという事じゃない
とどまる事を知らない不安が別の女性を欲しがってる
抱いても 抱いても 最後には 孤独になる
Oh! MOTHER Oh! MOTHER Oh! MOTHER
笑ってばかりいる…
だから 俺は「何故 笑っているんだい?」って聞くと
また遠くを見て ただ笑ってるだけ

高速道路の下を俺は
死にかけた かあちゃんを病院へ
ゆっくりゆっくり走らせている

もうすぐ かあちゃんは 俺が誰かも
そしてここが 何処かも
そして全て わからなくなってしまうだろう

いらだつ俺は家へ帰りため息をふたつつき
屋上へ足早に かけ上った
エントツの向こう俺たちは
 いつかのしゃぼん玉みたいだ
いったい俺たちは何処へ流れてゆく…

それは弱いという事じゃない
それは恐いという事じゃない
それは男らしくないという事じゃない
とどまる事を知らない不安が別の女性を欲しがってる
抱いても 抱いても 最後には 孤独になる
Oh! MOTHER Oh! MOTHER Oh! MOTHER
笑ってばかりいる…
だから 俺は「何故 笑っているんだい?」って聞くと
また遠くを見て ただ笑ってるだけ


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