いつも
砂漠のような
かわいた声が響く
誰にもみせない顔で
裸の夜にみとれている
月の光でも
うるおうことがない
あなたのせいで
ガラスにうかんだ
もうひとりのわたしに似た
あなただけがみえる
それは
わけもきかずに
ふたつの影をてらす
心がたどりつくのは
どことも言わず 青くゆれて
ひとりになれない
かくされた孤独に
あなたはふれた
なにもあてがなく
ふたりきりで消えてみよう
どこまでも ずっと
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