真夜中の街を野良犬が走る
月明かりの下を何だか楽しそうに
プラスチックビーズの ノレンが踊ろうとせがんでくる
風は気まぐれ 音も気まぐれ
君と違う道を行って もし同じ場所に着いたとしたら
溶けたチョコレートは元に戻ると言うのか?
カーテンを変えるくらいの感じで
イメージは幸せ 幸せのイメージ

このところの早起きはただサイクルがひとつズレただけ
青い光のデジタル時計は午前八時を指している
シャツに付いたインクは まだ当分取れそうにない
大気圏を越えてしまえば 自分の鼓動しか聞こえない
窓の前の植物に 名前のカードが刺さっている
メガネをはずしているせいで、それは何だか解らない
イメージは幸せ 幸せのイメージ

あなたにふさわしい方を紹介してあげよう
いずれ劣らぬ仕事の師たちが 性欲の奴隷になっていく話だ
あの時の事を思い出していた時 火をつけた煙草の灰が指に落ちた
君が眠れば僕は生まれる それは何より悲しいこと
誰の血も受け入れない 誰かれ構わず受け入れる
ヒョウ柄の絨緞を床いっぱいに敷きつめて
地下鉄が地上に出る瞬間を見たい
イメージは幸せ 幸せのイメージ

青い光を見たんだ
とてもきれいな青だった
ガスマスクの男たちが 僕を人から遠ざけた

青い光を見たんだ
とてもきれいな青だった
ヘリコプターがハエのように…うまく思い出せない…

青い光を見たんだ
いつも通りにやったんだ
今日も髪がたくさん抜けた


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