しゃがれた月が昇る名画座ビルの屋根に優しい人が眠る今 誰かの胸あの日の夢はかすか心の迷路の中悲しみ 自慢したいそう 夜もあるさぼろぼろにちぎれてゆく群雲さえ 愛しくて大地の隙間へともぐり込む雨のようにひそかな力を 信じているけど風向きで汽車の音聴こえる店で飲めばこの街に着いた日の空 思い出すよすべてが最初でもなく最後でもない毎日荒野の果てよりも遠い星 見つめてたい大地の熱のように胸の底は熱いから誰より自分を感じているのさ
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