夜のうちに積もった雪を踏みしめて
歩く舗道の隅 ふと見つけたタンポポ

寒さに耐えてただじっと春を待つ
あの頃の僕に少しだけその強さがあったら…

過ぎた日の温もりは取り戻せないけど
確かにあった時間は僕の中にずっと根付いてる

上手くいかない時や辛い時もある
気持ちばかり走っていつも背伸びして

でも無理に茎を伸ばしても
すぐに折れてしまうね

空覆い圧し掛かる雪が溶ける日まで
焦らずに葉を広げて
また暖かな春が来て光差す時には
迷わず空を目指そう

そんな風に生きていきたいよ

すれ違った心に直ぐに答え求めて
零れた君の涙 僕の中に沁みていった

失った温もりも笑顔も悲しみも
僕の根ざす大地になるよ
しっかりと抱きしめて僕は前に進む
そして花を咲かせよう
風にも負けない強い花を…


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