南へ向かう電車は 毎日必ず
同じ時間に同じ場所を走る 走る
進むにつれて高い建物が減ってゆく
その様を窓の外に 窓の外に

がたんごとん がたんごとん
飽きずに行こう あの街へ
がたんごとん がたんごとん
いつまでも いつまでも

人にどう見られるかを必要以上に気にして
席が空いてもすぐには座らない
座るためにこの電車乗ったわけでもなしに
私は今日もあの街へ あの街へ

隣の人のイヤホンから漏れる音楽に気付いて
自分のイヤホンの音量気にしたり
この人と同じ風には見られたくはないなあ
そんなことを考えて あの街へ

がたんごとん がたんごとん
生活リズムの妖怪だ
がたんごとん がたんごとん
急げ置いてかれるぞ

時には人に押しつぶされて嫌な思いもするけれど
がたんごとん がたんごとん
いつまでも いつまでも

がたんごとん がたんごとん
飽きずに行こうあの街へ
がたんごとん がたんごとん
いつまでも いつまでも
飽きずに行こう あの街へ


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