光と音の大渋滞 夜空くすます深夜の不眠街
賑わう地上に溢れるは見知らぬ生き物ばかり
なんだ気付けば此処、地球似のまるで別の星じゃんか
まぁこんな悪夢は夜が明けりゃ すっかり終わるだろう

狭い世界じゃ 限界じゃねぇか?
レミングスごっこで皆で何処おでかけ?
死にかけのままでOK?
「大袈裟ね(笑)」
この町も所詮、米粒の離島 ゴマ粒のストリート
誰かが描いたストーリー通りはこりごり
無理と居直り ノリノリで行こうぜ
新しい道示すまで 朝日さすまで踊り明かすだけ 
 
人真似の宇宙人ばかり コミュニケーション不全で孤独だ
もしやむしろボクだけが宇宙人?どうも会話不成立なんだ
電波不良?ジャミング?別言語?それじゃあボクと踊らないか?
疲れ果て朝が来る頃になりゃ 分かり合えるだろ?

「孤独な夜に目を閉じて 星の光に耳を澄ます
 三つ数えて目を開ける 東の空が白んできて ほら夜明けだ 

 世界がなんだか今までとそっくりな
 でもまったく新しい世界に変わってしまったようで
 もしかしてこの宇宙のどこかにある地球そっくりの星の
 この街とそっくりの場所へ
 いつの間にかテレポーテーションしてしまったのかもしれない。

 一時的に最小単位の粒子まで分解された体は
 何万光年もの距離を越え再構成されるその時に、
 今までとそっくりな、でもまったく新しい自分へと、
 実は生まれ変わっているのかもしれない。

 さぁ新しい日の朝がくる。

 いや、もしかすると、我々人間も、この街も、星でさえも、
 夜を越えるたび、朝を迎えるたびに、
 まったく新しい姿へと生まれ変わっているのかもしれなくて
 昨日が今日を 今日が明日を縛り付けているものはただ、
 本当は今はもうどこにもない 誰かの作った、凝り固まった、
 いつの間にか信じきってしまった、下らない、つまらない、
 そんな何かなのかもしれない!
 さぁ、朝が来たら僕達は、新しいこの星で、新しい自分に
 さぁ 「おはよう」 そう言って 
 さぁ、始めよう。始めよう。始めよう…」

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