果てなき途を往く
方舟はもう 嗚呼 何故
眠りに落ちるように
さようならを告げて

身を削り
流れを止めぬ川に抱かれ
もう 幾度だろう
このオールを
手放そうとしたか

行き着く先が源ならば
今この瞬間に
終わらせたとて

遥かな海原へ
帆を上げてさぁ ゆり ゆら
葛藤する旅路を
己が為 描く

長い歳月
船底は劣化していく
まだ 与えられたこの命を
充たせてもいないのに

沈みゆく身体は
還る場所へと 灯を消し
逆行する重さに
その意味を 悟る

それは紡いできた軌跡
それぞれに思いがあった
懐かしむにはあまりに鮮やかで

沈みゆく身体は
還る場所へと 灯を消し
逆行する重さに
その意味を 悟る

遥かな海原へ
帆を上げてさぁ ゆり ゆら
葛藤する旅路を
己が為 描く

果てなき途を往く
方舟は もう…
眠りに落ちるように
さようならを

果てなき途を往く

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