一つ二つと数え歌を
鬼の面した修羅の刻"形相"

百鬼夜行に我重ねては
ひゅるり舞う塵の如し

夢喰うごとに弱者に誓え
「必衰」されど悔いは無しと

小夜里図り月夜に揺れる浮世の貴方…
此処から見える景色を覚えてますか?
今宵散る願い貘の群れどうか教えて
伐ち行く貴方はいつか戻るのですか?

月夜見惑わす
華がいと香る
月夜見惑わす
華ビラ虚しい

もののけ冥利に尽きしと謡う
鬼の面した修羅の刻"お前"
栄華絶たれた己を知れと
百鬼繚乱邪気を伐つ

小夜里図り月夜に揺れる浮世の貴方…
此処から見える景色を覚えてますか
灯る鬼火が憂鬱誘う鐘が鳴る夜
貴方の不幸の知らせ…紅をも溶かす

小夜里図り月夜に浮かぶ変わらぬ貴方へ…
其此から見える私は泣いていますか?
声は届く事なく…

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